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200万台の電子書籍リーダー、2012年第1四半期に販売予定
電子ペーパーベースの電子書籍リーダーは、2012年第1四半期の世界出荷台数がたった200万台程度に落ち込みそうだ。前年同期は900万台が販売されたことを考えると大きな落ち込みだが、全体としてみればまだ成長領域だ。
電子ペーパーベースの電子書籍リーダーは、2012年第1四半期の世界出荷台数がたった200万台程度に落ち込みそうだ。これは2011年第1四半期に900万台が販売されたことを考慮すると隔世の感がある。この落ち込みは主にKindle FireやNOOK Tabletといったタブレットの成功に起因するものだ。
Amazonはこのカテゴリに属する端末の売り上げが落ち込むのを見越し、台湾と中国のサプライヤーへの発注量を減らした。Digitimes Researchは全体としてみれば電子書籍リーダーの世界出荷台数が前年と比較して107%増の2282万台に達すると主張している。また、年間の電子書籍リーダーの出荷量は2015年までに6000万台に達すると予測されている。
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