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子どもの教育に熱心な親は子どもに本を2倍読ませる――楽天リサーチ
子供を持つ親を対象に実施した「子供の教育と読書に関する調査」で、子どもの教育に熱心な親は子どもに平均の2倍本を読ませていることが分かった。
楽天リサーチと楽天子会社のKoboが、子供の教育と読書に関するインターネット調査を実施。子供を持つ20歳から69歳の男女計1000人を対象に実施した同調査からは、母親の4割、父親の2割が自分を“教育パパ・ママ”だと自覚しており、そうした家庭では子どもに読書をさせる量が月平均で2倍に上っていることなどが分かった。
同調査では、「自分をどれくらい教育パパ・ママだと思うか」という親の教育観を聞く設問から始まっており、これに対し、母親の38%、父親の18.5%がどちらかといえばそうであると回答した(全体では25.8%)。
子供の教育における読書の重要性については、全体の9割以上が「大事」と回答しており、子供にどの程度読書をさせているかを聞いた設問では、前問で「教育パパ・ママの自覚あり」と答えた人で月平均6冊、そうでない人で月平均3冊と大きな開きが見られた。
クリスマスに子供にあげたいものを聞いた設問では、全体の1位は「ゲーム機・ゲームソフト」(29.5%)で、次いで「本」(20.8%)、「服」「おもちゃ」(同19.0%)が続いた。「自分を教育パパ・ママと自覚している」人に限ると、1位は「本」(30.6%)となった。また、タブレットや電子書籍端末を子供にあげたいという回答は4.7%だった。
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