ニュース
第21回小学館ノンフィクション大賞が発表、大賞作品は出ず
優秀賞には、宮下洋一さんの『産めない先進国―世界の不妊治療現場を行く』と、角岡伸彦さんの『ゆめいらんかね―やしきたかじん伝』が選ばれた。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
小学館は7月28日、同社サイトで『週刊ポスト』『女性セブン』『SAPIO』3誌主催の第21回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作品を発表した。今回、大賞に該当する作品は出なかった。
同賞は、1993年に創刊25周年を迎えた週刊ポストがSAPIOとともに、新進気鋭のライターの登龍門として新設。設立当初は「21世紀国際ノンフィクション大賞」という名称だったが、第7回から小学館ノンフィクション大賞に改称された。
過去には、一志治夫さんの『狂気の左サイドバック』(第1回大賞)、最相葉月さんの『絶対音感』(第4回大賞)などが受賞している。
優秀賞には、宮下洋一さんの『産めない先進国―世界の不妊治療現場を行く』と、角岡伸彦さんの『ゆめいらんかね―やしきたかじん伝』が選ばれた。2人には、賞金として100万円が贈られる。贈呈式は8月29日、東京・丸の内の東京会館にて。
関連記事
- 第36回講談社エッセイ賞に末井昭『自殺』、他2賞も決定
講談社ノンフィクション賞には清武英利の『しんがり 山一証券 最後の12人』、講談社科学出版賞には大栗博司の『大栗先生の超弦理論入門 九次元世界にあった究極の理論』がそれぞれ選出された。 - 第45回星雲賞が決定 『コロロギ岳から木星トロヤへ』など受賞
日本長編部門に小川一水さんの『コロロギ岳から木星トロヤへ』、日本短編部門に谷甲州さんの『星を創る者たち』が選ばれたほか、メディア部門では「パシフィック・リム」が受賞している。 - 第151回芥川賞に柴崎友香『春の庭』、直木賞に黒川博行『破門』
柴崎友香さんは候補4度目、黒川博行さんは候補6度目にしてそれぞれ初の受賞となった。 - 第4回アガサ・クリスティー賞、受賞作に松浦千恵美『傀儡呪』
受賞した『傀儡呪』は10月に単行本が刊行される予定。 - 第2回河合隼雄物語賞に『私のなかの彼女』、学芸賞に『首里城への坂道』が選出
- 第6回角川春樹小説賞に鳴神響一の『蜃気楼の如く』
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.