Kobo Aura H2OとKobo Glo HDの核心的な違いとは
防水機能を備えた楽天Koboの電子書籍リーダー端末「Kobo Aura H2O」と、日本では今夏発売予定の「Kobo Glo HD」。両製品を並べて比較してみた。
現在、楽天Koboが有する電子書籍リーダー端末の生産ラインは「Kobo Aura」「Kobo Aura H2O」、そして発表されたばかりの「Kobo Glo HD」で構成されている。このほか、「Kobo mini」の後継機も半年以内にリリースされるのではないかといううさわもあるにはある。
2014年末にリリースされたKobo Aura H2Oは、同社初の防水機能を備えた電子書籍リーダー端末。これまでの6インチの慣例を破る、6.8インチのスクリーンを搭載している。一方、Kobo Glo HDは6インチ端末だが、驚くべき解像度を誇っている。両製品の核心的な違いとは一体何なのだろうか。
スペック上では、両製品は多くの共通点がある。どちらも電子ペーパー部分はE Ink Cartaを採用しているが、Kobo Aura H2Oの画面解像度は1430×1080ドット(265ppi)、Kobo Glo HDは1448×1072ドット(300ppi)だ。ソフトウェアレベルでいえば、両製品はほぼ同等で、読書体験上の違いはほとんど感じない。
ただ、Kobo Aura H2Oが端末の底部に防水カバーキャップ付きのmicroSDカードスロットを備えているのに対し、Kobo Glo HDはmicroSD/SDHCメモリカードスロットは備えていない。これは恐らく、製造コストの削減や、独自コンテンツのサイドロードをさせないためだろう。
Kobo Aura H2Oの欠点を1つ挙げるなら、タッチパネルに赤外線方式を採用しているため、ピンチ操作による拡大などが行えないこと。一方、静電容量方式を採用するKobo Glo HDはそうした操作が行える。
以下の動画では両製品を並べて比較してみた。どちらの製品にしようか迷っている方は参考にしてみてほしい。
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