大河原邦男デザインの電気自動車「エクスマキナ」、アニメ化に向けたクラウドファンディング始動
目標金額は800万円。サポート金額に応じて、試乗会の参加権や開発資料などのリターンを用意している。
「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツのデザインなどで知られるメカニックデザイナー・大河原邦男さん。クラウドファンディングサイト「Nextwaves」で、大河原さんがデザインした電気自動車「エクスマキナ」のアニメ化プロジェクトが始動、サポーターを募集している。目標金額は800万円で、期限は9月30日まで。
エクスマキナは、もともとは独自の電気自動車ブランドを確立し、新潟県の自動車やIT関連の部品を製造する地域産業を活性化することを目的に制作がスタート。ただ走るだけではなく、アームが付いていたり、コンテナが合体したりと、まるでアニメに出てくるような機能も搭載する。フォー・リンク・システムズで開発・制作しており、約2年後、公道走行の認可が下りた後に一般販売される予定。
アニメはそのプロジェクトの一環として制作されるもので、大河原さんによりコンセプト画の描き下ろしも行われている。今回のプロジェクトでは、第1弾としてアニメの中で登場するエクスマキナのアニメ仕様車、およびアニメ制作のきっかけとなる短編パイロットアニメ制作が目的。成立した場合には、ショートフィルムの制作など第2弾、第3弾の企画も実施する。
サポート額は5000円〜7万円で、金額に応じてお礼メールや年4回の活動報告、デジタルでの開発資料や短編パイロットアニメの送付、アニメ仕様車の試乗会や名前の刻印などのリターンを用意している。現在はアニメ用の描き下ろしイラストのみ公開しているが、達成後は随時コンセプトカーイメージやムービー用絵コンテなどを公開していく予定。
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