
Oracle、PeopleSoft買収を提案
PeopleSoftはJ.D. Edwards買収計画を発表したばかり。だがOracleは、同社がPeopleSoftを買収すれば、この買収計画は見直されることになるだろうと述べている。
米Oracleは6月6日、収益拡大とeBusiness Suiteの将来バージョン強化のため、51億ドルを投じてエンタープライズソフトベンダーPeopleSoftの買収に乗り出す意思を明らかにした。
PeopleSoftはJ.D. Edwardsを買収する計画を発表したばかり。だがOracleは6日の声明で、同社がPeopleSoftを買収すれば、J.D. Edwards買収計画は見直されることになるだろうと述べている。
Oracleは9日に、PeopleSoftの発行済株式について、1株当たり16ドルの現金で買い付け提案を開始する。
Oracleは、PeopleSoft製品を積極的に販売する計画はないが、PeopleSoft製品に対するサポートを強化し、一部機能を自社のプロプライエタリな製品に組み込むことになるだろうとしている。
「PeopleSoft買収によりOracleはただちに利益を拡大し、競争力を高めることができる」。Oracle会長兼CEOのラリー・エリソン氏は6日の声明でそう述べている。
Oracleはこれとは別に6日、同社第4四半期(4〜6月)の1株利益が0.14〜0.15ドルという市場予想を達成、もしくは上回る見通しだと明らかにした。
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