| エンタープライズ:特集 | 2003/08/29 18:00:00 更新 |

特集:第1回 Sun ONE Application Server 7概要とSun ONEを知る (4/5)
究極のビジネスモデルを目指す
ここまでは製品のデザインやアーキテクチャ、開発、管理環境について説明してきました。最後に「changing the rules」のキートピックでもある、ビジネスモデルについて触れましょう。まずは、製品のラインナップを紹介し、その後ビジネスモデルについてまとめます。
- Platform Edition
無償アプリケーションサーバ。J2EEコアエンジン、HTTPエンジン、JMSエンジン、ローカルマシン上からの管理ツールの使用
- Standard Edition
Platform Editionの機能すべてを含み、リモートマシン上からの管理ツールの使用、SNMPモニタリング、Web層とのマルチ階層構成(プラグインモジュール)
- Enterprise Edition
Standard Editionの機能すべてを含み、クラスタリング、Web層による負荷分散(プラグインモジュール)

ビジネスモデルの特徴的なところをまとめると次のようになります。
Sun ONE Application Server Platform Editionは用途を問わず無償提供
Webアプリケーションを構築する上で必要なコア機能はすべて提供しています。このコア機能は、上位Editionとまったく同じものを使用しています。運用を行なっていく上で管理機能追加が必要になった場合でも、ライセンスをアップグレードするだけでよく、柔軟に対応することができます。
開発ライセンスも全Editionで無償提供
無償版の「Platform Edition」はもちろんのこと、Standard Edition、Enterprise Editionも開発用途であれば無償で使うことができます。
Platform Edition(無償ライセンス)には有償サポートも用意されている
Platform Editionにも有償サポートを用意しています。これにより、今までエンタープライズレベルでのサポートが必要なために高額な実行ライセンスを購入していた場合でも、その必要がなくなりました。
無償開発ライセンスで開発後、無償実行ライセンスでの運用を開始、そして必要であればパートナー、またはサンからのサポートライセンスを購入することも可能です。企業レベルのサポートを受けることが可能になったのです。

このように従来とは異なるビジネスモデルで製品提供され、開発者や管理、運用者に価格面としても考慮されています。
Project Raveでインタフェースはさらに進化する
最後に2003年6月にサンフランシスコで開催された「Java ONE 2003」で発表された「Project Rave」について触れておきましょう。Project Raveは、JSF(Java Server Faces)をより簡単に利用するために、サンが提供する開発ツールです(製品リリースは2004年初冬を予定、ベータ配布は秋頃を予定している)。
JSFは現在、Java Community Processで仕様策定(JSR127)が進められている、Webアプリケーションのユーザインターフェースを構築するためのフレームワークです。このJSFとProject Raveを利用することで、今までJ2EEの世界では成し得なかった、ユーザインタフェースをドラッグ&ドロップで構築することができるようになります。これによりJ2EEの利用者が増えることは間違いないでしょう。
[高山義泉,ITmedia]
