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2004/05/06 04:10 更新


Veritas、顧客が同社戦略に関与するアドバイザリー委員会を設立

米Veritasは、顧客の声を直接戦略に反映することを目的にしたVERITAS Utility Computing Customer Advixory Board(CAB)の設立を発表した。

 米Veritas Softwareは米国時間5月5日、VERITAS Utility Computing Customer Advixory Board(CAB)の設立を発表した。ITインフラアーキテクチャの構築を担当する企業のIT上級幹部が直接Veritasの幹部とやり取りできる委員会を組織することで、顧客からのフィードバックを積極的に製品や戦略へ反映していく狙いだ。

 創立メンバーには、シカゴ商品取引所(CBOT)、Corrections Corporation of America、DHL、United Airlines Loyalty ServicesなどのIT部門幹部が参加している。

 Utility Computing CABでは、オープンに意見を議論を行えるフォーラムが提供され、Veritasの幹部と四半期に一度のペースでミーティングを持つ。ベストプラクティスを共有するためのフォーラムなども提供される。メンバーは、Veritas幹部のパートナーとして、同社の長期的なユーティリティコンピューティングのビジネス戦略や技術開発に協力することになる。ベストプラクティスを共有するためのフォーラムなども提供される。

 創立メンバーには、シカゴ商品取引所(CBOT)、Corrections Corporation of America、DHL、United Airlines Loyalty ServicesなどのIT部門幹部が参加。

 シカゴ商品取引所のテクニカルサービス副社長のマーク・ディクソン氏は、「メンバーとして、VeritasおよびトップのIT幹部と直接協力できるのを楽しみにしている。当社の顧客の要求を満たしていく技術を推進する助けになる」と話している。

 Veritas内には、Utility Computing CABからの意見を反映するためのチャネルとなる常設の委員会を設置。この場で、R&D投資の優先順位などの決定に反映されることになる。ここでの決定はUtility Computing CABのメンバーへ報告していく。

 Veritasの製品担当エグゼクティブバイスプレジデントで、同委員会のメンバーとなるマーク・ブレッグマン氏は、「顧客メンバーはそれぞれの業界の方向性を示すリーダーたちだ。私たちの将来製品ロードマップが。長期間にわたり顧客の競争力を高める助けになるはずだ」と話した。

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