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グリーンテクノロジ/スマートグリッド

モノづくりの知見で低炭素社会を実現――デバイス・ソフト・システムの総合力で挑む

いまや地球環境問題は、モノづくり産業のエンジニアの業務に直結した課題になっています。温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を抑えるべく、さまざまな電子機器の消費電力量を制限する法整備が世界各国で進められているからです。インフラ機器からデジタル家電に至るまで、あらゆる機器が、もはや低消費電力化の取り組みと無関係ではいられません。

一方で地球環境問題は、モノづくり産業にとって大きなビジネス・チャンスでもあります。従来の主なエネルギ源だった石油などの化石燃料を、太陽光をはじめとした再生可能エネルギに置き換えていく取り組みには、エンジニアの技術と知見が不可欠になるからです。自然エネルギを電力に変換する素子から、その素子の不安定な出力を安定化するためのプロセッサやパワー半導体、組み込みソフトウェア、計測/制御システムに至るまで。さらには、低炭素社会の基盤を担うとされる次世代電力網のスマートグリッドでも、あらゆる階層でエンジニアの技術と知見が求められます。

そこで本パビリオンでは、モノづくり産業の技術と知見を生かして低炭素社会を実現するための道筋を探ります。

特別講演

世界に打って出よ、地球環境問題が日本のモノづくり復興の好機に

講演者:伊藤 慎介 氏

所属:経済産業省 製造産業局 戦略輸出室 室長補佐

講演内容:
低炭素社会を実現し、地球環境を守るという機運が世界的に高まっている。日本のモノづくり産業にとっては、これが世界に積極的に打ち出す絶好のチャンスになる。その舞台の1つがグリーンテクノロジだ。本講演では、グリーンテクノロジの海外事情と日本の産業への影響を検証し、日本のモノづくり産業が再び世界で存在感を発揮するためにとるべきアクションを提案する。

プロフィール:
1973年9月28日生まれ。 1999年3月、京都大学大学院工学研究科電気工学専攻を卒業後、1999年4月に通商産業省(現 経済産業省)に入省。機械情報産業局電子政策課、通商 政策局米州課、資源エネルギー庁長官官房総合政策課を経て、ワシントン大学ビ ジネススクールに留学し、経営学修士課程を修了。帰国後、製造産業局自動車課 課長補佐(技術・環境担当)を経て2007年6月より現職。

配信期間:9月7日 10:00〜9月21日 17:00

長谷川 義幸 氏

「はやぶさ」「きぼう」プロジェクトから学ぶ 〜 宇宙で培った環境技術が地球を守る

講演者:長谷川 義幸 氏

所属:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
執行役 月惑星探査プログラム総括

講演内容:
宇宙と地球環境、一般には大きく異なると思われる2つの環境だが、実は宇宙で培った環境技術が地球環境の保護にも大いに役立つ。
また、宇宙における環境技術は、軽量・高性能であり、その技術を獲得すると地球環境ビジネスにもその成果を発揮できる可能性が高い。
本講演では、宇宙環境における省エネやリサイクルなどの環境技術を地上で生かす取り組みについて、ISS実験棟「きぼう」や小惑星探査機「はやぶさ」などのプロジェクトの具体例を挙げながら解説する。

プロフィール:
1976年4月、宇宙開発事業団(NASDA)に入社。1989年から2008年10月まで宇宙ステーション日本実験棟開発に従事。国際宇宙ステーションプログラムマネージャーを経て、2009年4月より宇宙航空研究開発機構(JAXA)執行役。

配信期間:9月7日 10:00〜9月21日 17:00

コーヒーブレイクセッション

見ル野 栄司 氏

「シブすぎ技術」の見ル野氏が独断と偏見で選ぶ!
超・勝手に "シブすぎ" モノづくり大賞

ゲスト:見ル野 栄司 氏

セッション内容:
日本のモノづくりを支えている人――それは現場のエンジニアにほかなりません。

そんなエンジニアを応援し続けている、『シブすぎ技術に男泣き!』でおなじみの理工系漫画家・見ル野氏が、同書の中から「最高にシブい」技術を、漫画に盛り込めなかったエピソードや取材の裏話を交えながらゆるゆると語ります。

さらに今回は、その中から見ル野氏の独断と偏見で『"シブすぎ"モノづくり大賞』を勝手に決定してしまいます!

ものづくりを影で支える男たちに光を当てる本セッション。すべてのエンジニア必見です。

プロフィール:
理工系漫画家。
半導体製造装置やアミューズメントゲーム機などの設計開発の会社にメカトロニクスエンジニアとして9年勤務した後、漫画家としてデビュー。
「ビッグコミックスピリッツ」や「ヤングジャンプ」などで連載。
代表作に世界初のフローチャート式漫画『東京フローチャート』(小学館)など。
リクナビNEXT Tech総研にて連載の『シブすぎ技術に男泣き!』では、理工系エンジニアはもとより、数多くの読者から支持を受ける。

シブすぎ技術に男泣き!視聴者プレゼント
本ウェブキャストをご覧になられた方の中から抽選で10名様に、見ル野氏のサイン入り『シブすぎ技術に男泣き!』を超・勝手にお送りします。(提供:中経出版)

配信期間:9月7日 10:00〜9月21日 17:00

出展企業

『EDN Japan』は、全世界で25万部を発行する電子技術情報誌『EDN』の日本版です。電子産業を牽引するリーディングエンジニアの実務に役立つ記事を無償で提供いたします。各記事は、米国をはじめとする世界各地域の編集スタッフと世界各地域のエンジニアによって執筆されたものです。

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テクトロニクスブースでは、 消費電力の最適化、効率、信頼性の向上を図りたいお客様に向けて、 定評ある入門書、技術書をご提供します。パワー解析の測定テクニック、スイッチング電源のエネルギー効率を高める解析方法など、お客様が抱える問題を解決に導く解析ソリューションをご紹介します。

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ベタープレイスは、EVの確実な採用と使用を可能にするサービスを提供しています。エネルギーへのアクセスとその利用を最適化するインフラとシステムを構築し、運営しています。エコシステムに携わる企業・組織と協力して、統合されたソリューションの導入を推進します。


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丸山 不二夫 氏

早稲田大学大学院 情報生産システム研究科 客員教授

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