エンタープライズ市場を狙うAMD

AMDがいよいよエンタープライズ市場に本腰を入れてきた。開発中のHammerは、ライバルとは違い、既存の32ビットコードも高速で走らせることができ、企業顧客は自らのペースで新しい64ビットコンピューティングへ移行できる。日本AMDでマーケティングを統括するサム・ローガン本部長は、「単に“低価格品”ではないAMD製品の魅力を伝えたい」と話す。

Interview:「性能とソリューションで差別化の好機」と企業市場を狙うAMD
AMDがいよいよエンタープライズ市場に本腰を入れてきた。開発中のHammerは、ライバルとは違い、既存の32ビットコードも高速で走らせることができ、企業顧客は自らのペースで新しい64ビットコンピューティングへ移行できる。日本AMDでマーケティングを統括するサム・ローガン本部長は、「単に“低価格品”ではないAMD製品の魅力を伝えたい」と話す。

HyperTransportを生かしたOpteronのプラットフォーム技術
今年の末にもAMDからエンタープライズ向け新ブランドとして登場する「Opteron」プロセッサは、高速なHyperTransportを採用し、特別なハードウェアの追加なしに、ローコストでマルチプロセッサ化できるという。

コンソーシアムの活性化で勢いづく「HyperTransport」
AMDが開発したHyperTransportは、プロセッサとメモリやI/Oを高速で接続する技術だ。AMDはもちろん、サン、ブロードコム、シスコ、トランスメタ、NVIDIA、アップル、SGIなどがボードメンバーとして参加するコンソーシアムでは、将来を睨んだ仕様拡張作業も進められている。

64ビットコンピューティングへの移行に挑戦するAMD
AMDが、エンタープライズ市場に向けたプロセッサ「SledgeHummer」とそのプラットフォームを準備中だ。しかし、同社は64ビットコンピューティングのメリットを、エンタープライズ市場以外にも見いだそうとしている点がライバルらと異なる。