IBM Software World 2003

DB2 Day

会期:5月29日(11:00-18:00)

 言うまでもなく、「DB2」のブランドは、Webアプリケーションからビジネス・インテリジェンス(BI)、モバイル・コンピューティング、企業情報ポータル(EIP)、さらには、「e-business on demand」型の次世代eビジネス・システムに至るまで、多岐にわたるIT基盤の根幹を支える基盤ソフトウェア群(データベース製品群)だ。

 その中核に位置するのはリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)「DB2 UDB」であり、5月29日に催される「DB2 Day」では、その最新版「DB2 UDB V8.1」と、新製品である「Information Integrator」にフォーカスを当てた多彩なセッションが展開される。

 DB2 UDB V8.1は、昨年11月にリリースされた製品であり、「e-business on de-mand」を支えるオートノミック・データベース・マネジメント(自律型データベース管理)の機能が組み込まれている。この機能は、「Project eLiza」(IBMが推進するオートノミック・コンピューティングのプロジェクト)の成果の1つである「SMART(Self Managing And Resource Tuning)」テクノロジーをベースにしたものだ。同技術に基づいて、パフォーマンス問題への対処を自動化する「ヘルス・モニタリング・ツール」や「ヘルス・センター」、および、最適なデータベース設定を自動決定する「コンフィギュレーション・アド 言うまでもなく、「DB2」のブランドは、Webアプリケーションからビジネス・インテリジェンス(BI)、モバイル・コンピューティング、企業情報ポータル(EIP)、さらには、「e-business on demand」型の次世代eビジネス・システムに至るまで、多岐にわたるIT基盤の根幹を支える基盤ソフトウェア群(データベース製品群)だ。

 その中核に位置するのはリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)「DB2 UDB」であり、5月29日に催される「DB2 Day」では、その最新版「DB2 UDB V8.1」と、新製品である「Information Integrator」にフォーカスを当てた多彩なセッションが展開される。

 DB2 UDB V8.1は、昨年11月にリリースされた製品であり、「e-business on de-mand」を支えるオートノミック・データベース・マネジメント(自律型データベース管理)の機能が組み込まれている。この機能は、「Project eLiza」(IBMが推進するオートノミック・コンピューティングのプロジェクト)の成果の1つである「SMART(Self Managing And Resource Tuning)」テクノロジーをベースにしたものだ。同技術に基づいて、パフォーマンス問題への対処を自動化する「ヘルス・モニタリング・ツール」や「ヘルス・センター」、および、最適なデータベース設定を自動決定する「コンフィギュレーション・アド変換する。これにより、DB2 UDBは、多種のデータベースに対するクエリを一括して受け付け、それを外部のデータベースに適切に振り分けて、結果をクライアントに返すことができる。つまり、DB2 UDB

V8.1は、多種のデータベースに対する統一的なアクセスとデータ統合を実現する「ハブ」として機能することができるのである。

 また、Information Integratorにも同様の機能が備わっており、その辺りもDB2 Dayのセッションで詳しく紹介される。

 さらに、DB2 Dayのセッションでは、DB2 UDB V8.1のWebサービス機能も重要なテーマとして取り上げられる。

 DB2 UDB V8.1は、XMLとWebサービスの双方に対応した製品であり、ストアド・プロシージャ自体をSOAPクライアントまたはSOAPプロバイダとして機能させることもできる。そのため、Webサービス用の特殊なプログラムを作成しなくても、データベース内のカラム値を外部のWebサービスから取り出したり、(SOAPを通じた)外部からのリクエストに応じてデータベース内の処理を実行させたりできるのである。

 このほか、今回のDB2 Dayでは、新登場の「DB2 Express」(今年2月18日に発表)と「DB2 Everyplace」という2つの注目プロダクトにフォーカスを当てたセッションも行われる。DB2 Expressは、小規模ビジネス向けのデータベースであり、DB2 UDB V8.1の多くの機能を取り込みながら、コスト・パフォーマンスを最大限に高めた製品だ。対するDB2 Everyplaceは、モバイル機器や組み込み機器向けの小型データベースである。その動作に必要なメモリ容量は150KB程度ときわめて小さいが、SQLデータベースとしての機能をしっかりとサポートしている。

そのほかのセッション

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