セキュリティはいまやIT業界にとって最大の関心事だ――米San Franciscoで開催されているRSA Conference 2005の会場からは、そんなささやきが聞こえてくるようだ。セキュリティ業界の最前線の模様をレポートする。

新着記事

脆弱性の深刻さ測る「共通語」の策定進む

[2005/2/19] 共通のものさしを用いてどの脆弱性がどのくらい深刻なのかを示し、対応の優先順位付けを支援するための指標作りが進められている。


企業向け管理機能でMSとの差別化図るセキュリティベンダー

[2005/2/19] Microsoftは無償でスパイウェア対策ソフトを提供する方針を表明したが、セキュリティ専門ベンダー各社は企業向けの管理機能の充実で対抗する模様だ。


CSO――その役割と悩み

[2005/2/19] RSA Conference 2005の3日目には、OracleのCSO、メリー・アン・デビッドソン氏らが参加してCSOの役割について問うパネルディスカッションが行われた。


「包括的なポリシー準拠を支援」、IBMがCisco NAC対応製品を披露

[2005/2/18] 米IBMはTivoli製品を活用しての「Network Admission Control」(NAC)のデモンストレーションを行った。


SAML 2.0の標準化を目前に控え、13社が相互接続デモ

[2005/2/18] 認証やアイデンティティ管理製品を提供するベンダー13社が、標準化を目前に控えたSAML 2.0の相互接続デモンストレーションを行った。


MSのセキュリティ事業が進む危ういライン

[2005/2/18] Microsoftはセキュリティ分野に参入することで、再び独占禁止当局から目を付けられる可能性がある。(ロイター)


MS研究者、「カーネルrootkits」の脅威を警告

[2005/2/18] カーネルrootkitsは感染したマシン上で密かに動作し、現行のセキュリティ製品ではほとんど検出不可能、中には暗号化まで利用するものもある。(IDG)


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導入や運用に着目したIPS製品の新世代

[2005/2/17] IPS技術の成熟に伴い、導入のしやすさや脆弱性情報との連携といった側面に着目した新たなアプライアンスが登場している。


定義ファイル更新までの間を持たせるメッセージングセキュリティ技術

[2005/2/17] RSA Conference 2005の展示会場では、ワーム対策やコンプライアンスの観点から電子メールのセキュリティを支援する製品が目立った。


「脅威に適応できるセキュリティ」を目指すCisco

[2005/2/17] 米Cisco Systemsのジョン・チェンバースCEOは、RSA Conference 2005の基調講演の中で、同社の次のセキュリティ戦略を紹介した。


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Microsoftのセキュリティ分野参入――競合各社の反応は冷ややか

[2005/2/17] MSがRSA Conferenceでスパイウェア対策ツールの無償計画を明らかにしたことに対し、セキュリティ関連企業各社はMSの製品が既存の製品にすぐに対抗できるとは考えていない。


Microsoft、ID管理の次の一手は

[2005/2/17] MicrosoftはID管理やDRMなど複数のセキュリティアプリケーションをまとめてWindows Serverプラットフォームに組み込もうとしている。


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RSA Conferenceにあふれるセキュリティ新製品

[2005/2/17] SymantecやMicrosoftなどのほかに、RSA Conferenceでは多数のベンダーが新製品を発表した。例えばMailFrontierの新版ソフトは、ゾンビ検出や偽装テキスト特定などの新機能を備える。(IDG)


IMやファイル共有ソフトがスパイウェア侵入の経路に

[2005/2/17] 米Shavlik Technologiesのマイク・マーシリオ氏によると、スパイウェアはWebやメールだけでなく、IMやP2P型ファイル共有ソフト経由でも忍び込んでくるという。


ワンタイムパスワードがUSBメモリと合体へ

[2005/2/16] RSA Conference 2005に合わせて2つの有力なプレイヤーが、それぞれ認証技術に関する新たな発表を行った。


セキュリティ業界には「パラダイムシフトが必要だ」

[2005/2/16] 米Symantecのジョン・トンプソンCEOは、RSA Conference 2005に参加したセキュリティ専門家たちに対し、パラダイムシフトが必要だと呼びかけた。


スパイウェア、ボット、そしてMSと戦うSymantec

[2005/2/16] Symantecのジョン・トンプソンCEOは、最近セキュリティ分野に進出してきたMicrosoftの取り組みを「まだ子供レベル」と一蹴した。


セキュリティは「引き続き最優先課題」とゲイツ氏

[2005/2/16] 米Microsoftのビル・ゲイツ会長はRSA Conference 2005の基調講演の中で、多岐にわたるセキュリティ強化策を披露した。


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IE 7だけではない、MSのセキュリティ強化策

[2005/2/16] セキュリティを強化したIE 7に加え、ビル・ゲイツ氏はスパイウェア対策ソフトの無償提供など、「消防ホースの栓を開く」ように多数のセキュリティ強化策を発表した。


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Microsoft、スパイウェア対策ソフトを無償提供へ

[2005/2/16] ゲイツ氏はIE 7に関する方針転換を発表したRSA Conferenceの基調講演で、Giant Software買収で取得した技術を使ったスパイウェア対策ソフトをWindowsユーザーに無償提供すると明らかにした。


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次期IEはスタンドアロンで――Microsoft、方針を大転換

[2005/2/16] Microsoftのゲイツ会長は、開催中のRSA Conferenceの基調講演の中で、この夏にもWindows XP SP2向けにInternet Explorer 7のテスト版をリリースすることを明らかにした。


Cisco、新製品/アップデート10種類発表

[2005/2/16] Ciscoは、侵入検知システムなどのセキュリティ関連の新製品とアップデート10種類を発表した。


ゲイツ氏、Windowsアップデート簡素化などセキュリティ強化策発表

[2005/2/16] Microsoftはセキュリティ強化に向けた取り組みの一環として、「Microsoft Update」のβ版を3月半ばにリリースすると発表した。


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MSが方針転換、IE 7.0をSP2向けにリリースへ

[2005/2/16] Longhornまで出さないと言われていた「IE 7」が、Windows XP SP2に対応するセキュリティ強化版として、夏にβ公開の予定だ。


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ゴルフ場を舞台にしたカード偽造事件は「今の情報セキュリティの問題の象徴」

[国内記事] RSA Conference Japanの実行委員長を務める安延申氏は、「経営の問題として情報セキュリティを考える必要がある」と指摘する。


過去の特集

RSA Conference 2004 Report

[海外記事] 今やセキュリティを抜きにしてITやビジネスを語ることはできない。−−RSA Conference 2004の会場からは、業界のそんな思いが伝わってくるようだ。米Microsoft会長ビル・ゲイツ氏による基調講演をはじめ、サンフランシスコ・モスコミューンセンターで開催されているイベントの模様を逐次お知らせする。


RSA Conference 2003 JAPANレポート

[国内記事] 6月2日から3日にかけて、セキュリティの話題を幅広く取り扱うカンファレンス「RSA Conference 2003 JAPAN」が東京国際フォーラムで開催されている。


関連リンク

RSA Conference 2005 Japan

RSA Conference 2005 Japanでは「情報の保護と利用の狭間で 〜個人情報保護元年を迎えて〜」をテーマに、暗号、認証、ネットワークへの脅威と対策など最先端の技術動向と、情報セキュリティに関する最新の制度や課題、対策などを取り上げる。