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「サービスインフラ」「Blend」「JVM」──BEAが取り組む革新BEA World 2005 Santa Clara Report(2/2 ページ)

BEA World 2005は2日目を迎え、BEA Systemsのマーク・カージスCTOが基調講演を行い、「サービスインフラ」「オープンソースとの連携」、そして「JVM」という同社の取り組みを紹介した。

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 NitroXは、Struts、Hibernate、JSF(JavaServer Faces)、JSP(JavaServer Pages)などのオープンソースまたは業界標準のフレームワークに基づくWebアプリケーション開発をサポートするツール。既に明らかになっているWebLogic Server 9.0でのオープンソースフレームワークのサポートと補完しあい、実行環境から開発環境までで一貫して「Blend」のコンセプトが実現されることになる。

 JVMに関して積極的な開発が継続されていることも紹介された。年内にも、SPARC/Solaris環境など、Intel以外のプラットフォーム上で「JRockit」が動作するよう拡張作業が行われていることが明らかにされたほか、IntelのVT(Virtualization Technology)に対応し、VTチップ上でOSを介さずに直接JVMを動作させる「Project Bare Metal」と呼ばれる開発が進んでいることも紹介された。

 ハードウェア上で直接動作するJVMがアプリケーションプロセスの状況を把握した上でアプリケーションの仮想化を行うことで、ハードウェアの仮想化技術とアプリケーション層での仮想化技術を融合させることができ、ユーティリティーコンピューティングの実現に大きく寄与することになるいう。

 「BEAは“SOAに移行するにはどうしたらよいか”という問題に対する明確なビジョンを持っており、ビジョンを実現するための技術開発に積極的に取り組んでいく」とカージスCTOは話し、SOAの牽引役としての立場を力強く表明した。

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