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国内NAS市場、2011年まで堅調な伸び
国内におけるNAS製品の売り上げや出荷台数は前年を上回り、2011年まで15%強の年間成長率を見せる――IDC Japanが国内NAS市場の予測を発表した。
IDC Japanは12月18日、国内NAS市場の中期予測を発表した。国内におけるNAS製品の売り上げや出荷台数は前年を上回り、好調を示した。
2007年上半期(1月〜6月)の国内NAS製品の売り上げは前年同期より33.3%増の144億1800万円、出荷台数は2.8%増の7531台、出荷容量は101.3%増の26.5Pバイトとなった。国内でのNAS製品の需要は、1システム当たりの単価や平均容量が高い製品に移行している。
2006年〜2011年の国内NAS市場の年間平均成長率は、売り上げで15.8%、出荷台数で15.9%となる見込み。2011年は売り上げで469億4900万円、出荷台数で2万8429台に達するという。企業内のファイルデータが急増しており、ファイルアクセス用ストレージの需要が大きくなっていることが成長の要因という。
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