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MySpace、開発者向けプラットフォームを立ち上げ
GoogleのOpenSocialに準拠したAPIなどを公開。外部開発者によるアプリは、1カ月の「開発専用期間」を経て、3月から利用可能となる予定。
米News Corp.傘下のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手MySpaceは2月5日、外部開発者向けサイト「MySpace Developer Platform Site」を立ち上げた。同サイトではMySpaceのAPIを公開、外部開発者によるアプリケーションの開発やテストが可能になった。
MySpaceは、米GoogleがSNS向けの共通APIとして発表した「OpenSocial」に参加している。MySpace Developer Platform Siteでは、OpenSocialベースのAPIなど、3種のAPIを公開。また、新アプリ用のテスト環境を提供するほか、開発者間の交流のためのフォーラムも設置。ブログで開発者向けの情報発信も行う。
このプラットフォームで開発された新アプリのMySpaceユーザーへの一般公開は3月を予定。ユーザーは、外部開発者によるアプリケーションを「Application Gallery」から自由に選び、自身のホームページやプロファイルページに追加できるようになる。それまでの1カ月間はアプリ開発の専用期間とし、MySpaceコミュニティーでの新アプリ公開は行わない計画。こうした期間を設けることにより、開発者に公平な機会を与え、またアプリ公開前に十分なテストを行う環境と時間を提供できるとしている。
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