横浜ベイタウン一帯が無線LAN接続ポイントに :アッカが試験サービス
アッカが横浜ベイエリアに無線LANのアクセスポイントを設置し、試験サービスを開始した。無線LAN対応の端末を持って該当エリアを歩くと、横浜の街の情報がリアルタイムに入手できる。
アッカ・ネットワークスは7月7日、無線LANの試験サービス「skeletown」を横浜市のベイエリアで開始した。10月31日まで開催する。
skeletownは、アッカの設置したアクセスポイント(AP)からユーザーが同サービスにログインすると、横浜の街の情報をリアルタイムに入手できるサービス。神奈川新聞社の無料会員制コミュニティーサイト「カナロコ」が提供する天気予報やニュース、ヨコハマ経済新聞が配信するイベント情報などを提供する。アッカは無線LANのAPを横浜ベイエリアに一帯に展開する。
同社は、位置情報のインターネットサービスを配信する事業者にAPの位置情報を提供し、位置情報と連動したサービスの開発を進める。skeletownの専用ポータルサイトを開設し、試験で得られたデータをユーザーやコンテンツプロバイダーが活用できるようにする。
試験サービスでは、iPod touchからも情報を閲覧できるようにする。iPod touch向けコンテンツとして、「Hot Pepper for iPod touch」と連携し、ユーザーのいるエリアに近い飲食店情報を紹介する。
アッカはこの試験サービスを通じて、無線ブロードバンドの利用や無線LANを活用したビジネスモデルの検証を行う。横浜市経済観光局と連携し、商店街や観光イベントなどと連動した地域情報を配信していく。
サービスの利用には、無線LANにアクセスできるモバイル端末と、skeletownのユーザー登録が必要となる。登録は、アッカの専用Webサイトや、エリア内のAPからできる。
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