APC Japan、データセンターのシステム監視ツールを発売
APC Japanは、データセンターのシステム管理ツールとオプションのソフトウェア、導入支援サービスの提供を開始した。
エー・ピー・シー・ジャパン(APC Japan)は7月10日より、データセンターのデバイスの運用状況を監視するアプライアンスサーバ「InfraStruXure Central」の販売を開始した。データセンターの設計や管理ができるオプションのソフトウェアと導入支援サービスの提供も併せて始めている。InfraStruXure CentralはAPCジャパンの「InfraStruXure」を採用して設計されたデータセンターやサーバルームに導入できる。
InfraStruXure CentralはInfraStruXureのシステム稼動監視ツール。リアルタイムの機器監視、レポート作成とグラフ表示、トレンド解析などの機能を持つ。データセンターの電源、ラック、冷却システムといった物理インフラの効率的な運用を可能にする。APCのネットワーク製品、SNMPに対応した他ベンダーの製品をサポートする。
追加オプションとして、データセンター全体の容量を考慮した設計ができるソフトウェア「InfraStruXure Designer」、データセンターの電源や冷却機能を含むデータセンター全体の管理するソフトウェア「Capacity Manager」、サーバなどのIT機器の追加や変更時に導入プロセスを管理するソフトウェア「Change Manager」がある。
導入支援サービスは、InfraStruXureを採用して設計されたデータセンターにおいて、導入企業が、速やかに運用を開始できるようAPCのエンジニアが支援するサービス。初期設定と導入企業に合わせた設定を行い、InfraStruXure Centralの運用開始を支援するインテグレーションサービスと、運用管理に必要な知識とソフトウェアの使用方法を運用管理者に訓練するトレーニングサービスがある。
InfraStruXure Centralの価格は単体で75万円(税抜き)から。
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