NTTコミュニケーションズは7月29日、アプリケーション事業者向けのSaaS(サービスとしてのソフトウェア)基盤サービス「BizCITY for SaaS Provider」の提供を開始した。同社が運営するVPN(仮想私設網)サービス上でSaaSを提供できるようになる。
BizCITY for SaaS Providerは、NTT ComのVPNサービスに企業が保有するアプリケーションサーバを接続する「ネットワークゲートウェイfor SaaS Provider」と、VPNサービスに接続するアプリケーションサーバをホスティングで提供する「サーバホスティングfor SaaS Provider」の2種類を展開する。
ネットワークゲートウェイfor SaaS Providerは月額4万8000円。サーバホスティングfor SaaS Providerは個別見積もりとなる。
同社は今後、PCや携帯電話、スマートフォン、PHSなどの端末機器からネットワーク経由でビジネスアプリケーションを利用できるサービスを提供していく。BizCITY for SaaS Providerの機能も充実させるという。
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