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IIJの1Q、純利益は前年同期比70.4%減
システム構築の営業収益規模が増えず、事業規模拡大に伴う販売管理費の増加を吸収できなかったことなどが響き、純利益は前年同期比70.4%減の1億6900万円と大幅減益を記録した。
インターネットイニシアティブ(IIJ)が8月12日に発表した2008年4〜6月期(第1四半期:1Q)の決算短信によると、売上高は前年同期比19.2%増の163億2800万円、営業利益は同40.5%減の4億1100万円、純利益は同70.4%減の1億6900万円となり、増収減益だった。
1Qは、システム構築における仕掛り増により、そこでの利益が第2四半期に計上されるようになったため、事業規模拡大に伴う販売管理費の増加を吸収できなかったこと、新設した連結子会社4社の立ち上げ時期における1億6600万円の営業損失の計上などが営業利益の減少の要因となった。
一方、メールシステムやデータセンター関連のアウトソーシングサービスおよびシステムの運用保守サービスは堅調に伸びたほか、2007年に子会社化したハイホーの個人向けインターネット接続サービスの上乗せなどがあり、売上高は順調に伸びた。
同社の主力事業であるネットワークの利用や情報システムのアウトソーシングは今後も需要が堅調に伸びると予想し、2009年3月期の連結業績予想は据え置いた。
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