連載
at――指定時刻にアプリケーションを実行:スーパーユーザーのためのWindowsコマンド再入門
GUI全盛の時代にあっても、コマンドラインが利用できれば便利な場面が多いのも事実だ。本連載では、スーパーユーザーを目指すあなたのためにWindowsのコマンドラインを1つずつ解説していく。今回はatだ。
at――指定時刻にアプリケーションを実行
UNIX/Linuxでは「at」
UNIX/Linuxのatコマンドと同様だが、引数の順番が異なる点に注意。Linuxの場合は「-f <コマンド>」として最後に時間、Windowsの場合は、時間、コマンドの順に記述する。
オプション | 使用例 | 詳細 |
---|---|---|
(なし) | at | 登録されているジョブを表示 |
/delete | at 2 /delete | 登録されているジョブを削除する。削除するジョブはIDで指定するが、IDはatで確認できる。IDを指定しなかった場合、すべてのジョブを削除する |
時間 コマンド | at 12:34 copy.bat | 指定時刻にバッチプログラムを起動する。使用例では、午後の12時34分にcopy.batを起動する |
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