ニュース
日立電サ、ITILに準拠したSaaS型サービスデスクを検証へ
ITILに準拠したサービスデスク業務の機能をSaaSで提供するために、サイトロックと日立電サは、実証実験を12月1日に開始する。
サイトロックと日立電子サービスは、サービスデスク業務を行うために必要となる機能をSaaS(サービスとしてのソフトウェア)で提供するための実証実験を12月1日に開始する。
同サービスの名称は「SaaS式サービスデスクプラットフォーム」という。これは、サービスデスク業務に必要なインシデント/問題/変更/構成管理などの機能をSaaSとして提供するための実証実験を行うもの。実証実験の結果はITILサービスとして、システムインテグレーターやサービス事業者などに提供する予定という。
ITILは、投資に見合う効果が予測しにくく、導入に期間を要するといった問題があった。実証実験ではこれらの課題解決を目指す。
関連記事
- 差のつくITIL V3理解:「サービスストラテジ」――何をするかではなく、なぜするかを問う
今回から、ITIL V3の5冊の書籍に書かれていることを、筆者の解釈を加えながら、ゆっくりと解説する。まずは、全体の中心となるサービスストラテジからだ。 - Weekly Memo:ITサービスの“世界メジャー”に挑む富士通の新戦略
先週、富士通がITサービスの新たなグローバル戦略を発表した。IBMやHP・EDS連合などの競合がひしめく市場で、“世界メジャー”へ向けた同社の戦いが本格的に始まった。 - 差のつくITIL V3理解:「IT」という名のモンスターを飼いならす魔法の書物?
情報システムの現場でなじみの出てきたITILというキーワード。すでにバージョン3にいたり、洗練の度合いを増している。日本語版の刊行も進む中、あらためてその理念を学び業務に役立てよう。 - ITIL Managerの視点から:夏休み前こそ再確認――セキュリティインシデント
人間を性善説で見るか性悪説で見るか、という観点は時代遅れ。リアルな世界でもITの世界でも、セキュリティインシデントは確実に存在するし、悪意がなくとも「ついうっかり」や「デキゴコロで」ということだってあるのだ。 - 企業競争力のカギ:インフラ部門をビジネスドライバーへ導くサービスマネジメント
IBMはTivoliで実現するITSMがインフラ部門のビジネス的価値を向上させ、企業競争力を高めるカギになると考えているようだ。 - サービスセントリックな企業ITを目指す:日本HP、ITILv3準拠のプロジェクト管理ソフトウェアをリリース
日本HPはITILv3ベースのプロジェクト管理ソフトウェアでユーザー企業のビジネス部門とIT部門のギャップ解消を目指すという。 - ITIL Managerの視点から:BCPは保険にあらず――地震大国で事業を行う覚悟はあるか
地震などの天災やテロといった深刻なものから、単純なオペレーションミスにいたるまで企業システム、そして企業そのものの継続性を脅かすリスクは数多い。あなたの勤務先は予測可能な危機に前もって対策しているだろうか。 - ITIL Managerの視点から:ヒトモノカネから「3つのP」へ――ITSMの新資源
企業のビジネスドライバーは「ヒト・モノ・カネ」だと言われてきたが、ITサービスマネジメントの世界ではやや事情が異なる。「3つのP」というリソースが重視されるのだ。 - J-SOXやPCIを見据え:ログの統合管理の重要性を認識してほしい――LogLogicが日本法人を設立
統合ログ管理の米LogLogicがログロジック ジャパンを設立。導入検証のためのラボも開設し、販売活動を始めた。 - ストレージベンダーからの脱皮図る:「スパゲティ化するITインフラを最適化」――EMCがコンサルサービス開始
企業が抱えるITインフラの課題を割り出し、業種やシステムごとのコンサルティングサービスを提供していく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.