ニュース
愛知県教育委員会、「FirePass」で行政用ネットワークのセキュアな開放を実現
愛知県教育委員会は、F5のSSL VPN装置を用いて行政用のネットワークの業務アプリケーションを、教職員が使えるよう開放した。
愛知県教育委員会はF5ネットワークスジャパン(F5)のSSL VPN装置「FirePass」を導入し、教育用のネットワークから行政用のネットワークを利用できる仕組みを構築した。2007年10月に導入し、現在安定稼働している。F5が10月28日に発表した。
愛知県は、行政職員が業務のために利用する行政用のネットワークと、県立学校の教育に利用する教育用ネットワークの2つのネットワークを持つ。行政用ネットワークで扱う勤怠管理や給与明細、旅費清算などの業務アプリケーションを、教員用ネットワークを使用する教職員が利用することとなり、安全にアクセスできる環境を構築する必要性に迫られていた。
FirePassのエンドポイントセキュリティ機能により、一定のセキュリティ条件を満たす端末からのみアクセスを許可する方法で、教職員に行政ネットワークへのアクセスを開放した。端末チェックだけではなく、アンチウイルスソフトのファイル更新などもチェックし、セキュリティ要件に満たない端末は接続できない設定としている。
愛知県では約1万人の教職員の利用と、始業前や授業終了後、昼休みにアクセスが集中することを想定し、負荷分散機能も利用して同時接続が4000人でも問題のない処理能力を確保した。
関連記事
- NEC、PC検疫ツールの最新版を発売
管理サーバの二重化やシンクライアントシステムの運用に対応した。 - F5と三井情報、ドコモのデータ定額プラン対応のVPNサービス開始
F5ネットワークスと三井情報は、NTTドコモのデータ通信定額プランに対応したSSL VPNサービスを開始した。 - F5がFirePass新モデル、スマートフォンからのSSL VPN接続にも対応
F5ネットワークスは、Windows Mobile端末やiPhoneなどをサポートするSSL VPNの新製品を発表した。 - PFUとF5ネットワークスが協業、リモートアクセス時の検疫を実現
PFUとF5ネットワークスジャパンは、両社の製品を組み合わせたリモートアクセス環境向けの検疫ネットワークソリューションを提供する。 - F5、NTTドコモのFirstPassと連携したソリューションの販売を強化
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.