吉本興業は11月12日、同社のグループ企業が保有する顧客情報の一部がインターネット上に流出していたと発表した。
同社によると、4月から7月の間に顧客情報を管理するサーバの移管を実施していたが、そのうちの1つのサーバでセキュリティ対策が不十分だったことが原因で、個人情報が流出した。
11月12日現在で流出した個人情報は1万5836件。そのうちメールアドレスを含むものが1万5836件、住所・氏名を含むものが1907件、電話番号を含むものが11件。流出した情報の詳細な内容などは現在調査中としている。
個人情報の流出が確認された顧客には、電子メールや手紙で謝罪をするという。
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