NEC、JBoss Enterprise Middlewareの販売開始
NECは、Red Hatが提供している統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の取り扱いを開始した。自社ハードウェアやRed Hat以外の環境との動作検証などが強み。
日本電気(NEC)は12月11日、Red Hatが提供している統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の販売契約を同社と締結、製品サブスクリプションおよびトレーニングコースの販売を開始した。
同社のサービス基盤ミドルウェアのラインアップには、同社が開発する「WebOTX」のほか、OracleのWebLogicなど商用のものが用意されているが、オープンソースソフトウェアに対する顧客ニーズに応えるためJBoss製品の取り扱いを決めたという。
販売するのはJBoss Enterprise Middlewareの基盤ソフトウェア3製品と開発フレームワークの3製品からなる製品サブスクリプション。基盤ソフトウェアの具体的な製品名としては、「JBoss Enterprise Application Platform」を中核に、SOAベースのサービス統合基盤「JBoss Enterprise SOA Platform」、企業ポータル構築の基盤となる「JBoss Enterprise Portal Platform」がある。また、開発フレームワークとしては「JBoss Hibernate Framework」「JBoss jBPM Framework」「JBoss Rules Framework」が用意されている。
価格体系はテクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含むサブスクリプションモデルとなっており、例えばJBoss Enterprise Application Platformは年額70万2000円から。価格単体ではレッドハットのそれと変わらないが、サーバなどのハードウェア、そしてRed Hat製品以外との動作検証が取れた形で提供することが顧客へのメリットになるとしている。
トレーニングコースは、JBoss Enterprise Middlewareを使って開発・運用のトレーニングを行うもので、NECラーニングが提供する。
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