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シャープ、約1万台のイオン発生装置を事業所に設置 新型ウイルス対策で:プラズマクラスター技術を搭載
シャープは1月より、国内外の事業所や販売拠点に「業務用プラズマクラスターイオン発生機」の設置を進めている。新型ウイルスの世界的な流行に備えるのが目的で、約1万台を設置する見通しだ。
シャープは1月19日、国内外の事業所や販売拠点に約1万台の「業務用プラズマクラスターイオン発生機」を設置すると発表した。新型ウイルスの世界的な流行に備えるのが目的。1月から設置を開始している。
同装置は、プラスイオンとマイナスイオンを空気中に放出して、空気中のカビ菌やウイルス、アレル物質といった有害物質を除去するシャープ独自の「プラズマクラスター技術」を搭載している。空間内にプラズマクラスターイオンを効率的に行き渡らせる流体制御技術を採用しており、事務所や会議室などの広い空間でも殺菌効果があるという。
設置する業務用プラズマクラスターイオン発生機は、約14畳(約23平方メートル)用の「IG-820」と約30畳(約50平方メートル)用の「IG-840」。
同社は、新型ウイルス対策として2008年4月に対策準備委員会を設置。国内外の従業員の安全対策と事業継続の一環として、同設備を整備する。
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