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「SaaS/クラウドなら安く上がる」は早計、LotusLiveの真価とは?Lotusphere 2009 Orlando Report(2/2 ページ)

1月20日朝、フロリダ州オーランドの「Lotusphere 2009」は2日目を迎え、「LotusLive」の詳細が語られた。SaaSなら安く上がると考えるのは早計で、むしろ、LotusLiveならば、組織の境界を超えてコラボレーションしたり、新興企業でも手軽に活用できる点を評価すべきだ。

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ITスタッフがゼロでもすぐにコラボレーション


「LotusLiveならITスタッフがいなくても手軽に活用できる」とInSetのシェーファー副社長

 医療機関向けに研修サービスを提供する新興企業のInSetは、専任のITスタッフを雇うことができない。この日、ステージに上がったのも、マーケティングを担当するモーリン・シェーファー副社長だ。

 「LotusLiveならITスタッフがゼロでもコラボレーションが簡単に実現できる。しかも、初期コストが掛からず、必要に応じて使える」とシェーファー氏。

 ただ、SaaSやクラウドであれば、安く上がる、というのは早計だ。専任のITスタッフがいる大企業や、子会社をたくさん抱えるグループ企業であれば、オンプレミスの方がコストを節約できるという。

 Notes/Dominoを担当するケビン・キャバナー副社長は、「企業がメールシステムのコストを懸念するのであれば、先ずは社内に導入されたDominoを最新版にマイグレーションし、最適化を図るべきだ」と話す。LotusLive Notesの価格は決まっていないが、ユーザーが1000人から1万人の企業(IBMでは中堅企業と位置付けている)を想定している。

 「SaaSは価格の問題ではなく、LotusLiveで組織の境界を超えてコラボレーションしたり、専任のITスタッフがいない規模の小さな企業でも手軽に活用できる提供形態だと考えてほしい」とキャバナー氏。

 コラボレーションは、その提供形態を問わず、時間やお金が節約できるソリューションだとIBMは売り込む。景気が低迷している今こそ、コラボレーション事業拡大の好機かもしれない。

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