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サイボウズ、ベトナムに現地法人を設立 3年後に50人体制へ:開発費用は3分の1に
サイボウズは、ベトナムに現地法人「Cybozu Vietnam」を設立する。グループウェアや営業支援システムの開発を手掛け、現地採用の従業員を3年後に50人規模に拡大する。
サイボウズは1月22日、ベトナムに「Cybozu Vietnam」を設立し、2月1日から業務を開始すると発表した。
Cybozu Vietnamでは、東京本社にいる約90人の開発者と協力して、大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」や営業支援システム「サイボウズ ドットセールス」を開発する。従業員は現地で採用し、2012年に50人規模の企業にする。東南アジアなど海外の企業と連携し、世界中の顧客のニーズを反映した製品を作る。
サイボウズは、ソフトウェアの開発事業のコスト削減とグローバル化を目指し、2006年6月にオフショア開発を開始。本社と比べて開発費用を約3分の1に減らせたことで、現地法人化に着手した。
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