ニュース
LANを活用したIPフォンで緊急連絡 鳥取県の小学校が導入
校内LANを活用したIPインターフォンを、岡山県の美咲町立中央中学校は教室間の連絡手段に、鳥取県の北栄町立大栄小学校は緊急時のアナウンス手段としても活用している。
アルテルは2月23日、鳥取県の北栄町立大栄小学校と岡山県の美咲町立中央中学校に、校内LANを利用したIPインターフォンを導入したと発表した。大栄小学校には、IPフォンと連動した緊急ボタンとディスプレイも導入し、緊急時にどの教室で異常があったか一目で分かる仕組みを構築した。
両校が導入したのは校内LANの情報コンセントにIPインターフォン端末を接続して利用する「キッズ救急」。既存のLAN環境を活用して導入できる。各教室間の連絡手段として利用でき、教室間の情報伝達にかかる時間のロスを軽減できる。
大栄小学校には、緊急ボタンと校内放送設備と連携させて使用できる専用ディスプレイ「キッズ救急ディスプレイ」も導入した。教室への侵入者やトラブルが発生したときに緊急ボタンが押されると、ディスプレイ「1年1組より緊急通報!」といったアナウンスが表示される。発信元が分かるため、緊急時に全校で迅速な情報共有ができるメリットがある。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- アルテルと住友電工、兵庫県の小学校に緊急時通報システムを試験導入
兵庫県の川西小学校に、同軸モデムとIPインターフォンを組み合わせた緊急時の通報システムが試験導入された。ボタンを押すだけでだれでも通報ができる。教室間をつなぐインターフォンの役割も果たす。 - 教育の現場で活用される情報技術――町田市教育委員会
「いかに教育の現場で活用できるITを導入するか」「導入されたITを教育の現場でいかに活用していくか」――この両方を重視したプロジェクトが東京都町田市の「学校ネットワーク整備事業」だ。この取り組みの全体像について、町田市学校教育部の田後毅氏に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.