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ウィルコム、FOMA網を利用する法人向けデータ通信サービスを提供へ:次世代PHSへの準備に
ウィルコムは、NTTドコモのFOMA網を利用する法人向けのデータ通信サービスを始めると発表した。
ウィルコムは3月4日、NTTドコモのFOMA網を利用する法人向けのデータ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」3月9日から始めると発表した。次世代PHSサービスが普及するまでの暫定的なサービスになる。
WILLCOM CORE 3Gは、下り最大7.2Mbpsのデータ通信を利用できる。サービスエリアはFOMA網に準拠する。利用料は月額基本料が945円(30万パケット未満までの無料通信分を含む)で、30万パケット超の場合は1パケット当たり0.0126円が従量課金される。なお、契約回線数が14回線まで1回線当たりの課金上限額を7980円、15回線以上では同5985円とする。
このほか、対応プロバイダー「PRIN」の利用料の月額525円も必要。月間の通信容量が30万パケット未満の場合、未使用分をほかの回線に振り分けられる。契約は法人名義で5回線以上から受け付ける。
ウィルコムでは、通信速度が最大20Mbps以上の次世代PHSサービス「XGP」を10月から始める計画。WILLCOM CORE 3GはXGPが普及するまでの暫定的なサービスで、XGPのサービスエリア拡大に応じて2012年12月末までには終了するという。
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