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クレジットカードのセキュリティ対策推進団体を設立へ、サービス各社:PCI DSS対応を支援
セキュリティサービス企業各社が、クレジットカード情報のセキュリティ対策の普及に向けた推進団体を設立する。
NTTデータ・セキュリティなどセキュリティ事業を展開するITサービス企業4社は3月5日、クレジットカード情報のセキュリティ推進団体「日本カード情報セキュリティ協議会」を4月に設立すると表明した。
同団体は、近年増加する不正アクセスなどに伴う顧客のクレジットカード情報の漏えいといったセキュリティ事故を背景に、クレジットカード情報の保護対策の普及に向けた活動を行う。クレジットカードを取り扱う事業者や決済代行サービス事業者、クレジットカード会社のほか、各事業者へITサービスやセキュリティサービスを提供する企業からの参加を募る。
当面は、NTTデータ・セキュリティとBSIマネジメントシステム ジャパン、三和コムテック、日本オフィス・システムの4社が準備事務局として活動し、団体の設立作業を進める。4社のほか日本IBMや兼松エレクトロニクス、シマンテック、住商情報システム、ラック、ソフトバンクテクノロジーなど11社も参加する。
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