NTTソルコは5月11日、在宅コールセンターの実証実験を6月に実施すると発表した。USENが提供するサービスの問い合わせ業務などを在宅勤務のオペレーターに転送し、業務の効率化を図る。5人程度をオペレーターに採用し、2カ月程度トライアルを実施する。
NTTソルコは同社の在宅オペレーターを使い、USENのサービスの問い合わせなどの受付業務を運用する。問い合わせをNTTソルコのコールセンターから在宅オペレーターに転送し、在宅のオペレーターが受け取れる仕組みを整備する。コールセンターにいるのと同一の環境で電話対応ができるという。
実証実験を通じて、安価なサービスメニューの提供を検証する。問い合わせや注文が集中する時間帯に在宅しているオペレーターを活用することで、従来のコールセンター業務と連携が図れるサービスも検討する。NGN(次世代ネットワーク)を活用したサービスの提供も見込んでおり、通信販売業界などを中心に開発したサービスを展開する予定だ。
関連記事
- 「IT野麦峠」「うさぎ症候群」を改善した在宅勤務の魅力
劣悪な労働環境が問題となっているIT業界において、大手企業を中心に在宅勤務制度の導入が進んでいる。各企業の制度導入までの道のりはさまざまだったが、共通の効果も見えた。制度化に当たり外せないポイントは何だろうか。 - 自由ほど厳しい!――テレワークの勘所とは
今回は、NECが7月1日から全社員の9割にあたる約2万人の社員を対象に適用を認めることにした「在宅勤務」を中心に、テレワークの勘所について考えてみたい。 - NEC、2万人の従業員に在宅勤務を許可
NECは2万人弱の従業員に在宅勤務を認める制度を導入した。大手IT企業では、日本HPやNTTデータが在宅勤務を全社員に認めている。 - 「オフライン休暇」を取れるようにするには?
「連絡が取れる状態にいなければ……」。たまにはそんな環境から解放されてみたい。IT業界で働いている人でもそれは可能だ。 - ノバルティス ファーマ、週に1度の在宅勤務を承認
ノバルティス ファーマは4月から、週に1度、従業員の在宅勤務を認める「テレワーク制度」を開始した。在宅勤務に適正があると認めた社員が対象で、営業職のMRは対象外という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.