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Netezza、競合ベンダーを見据えた新DWHアプライアンスを発売

Netezzaは、IBMのブレードサーバにNetezzaのソフトウェアを組み合わせて処理速度を高めたアプライアンス新製品を発表した。

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 データウェアハウス(DWH)アプライアンスを提供する米Netezzaの日本法人は8月6日、IBMのブレードサーバにNetezzaのソフトウェアを組み合わせて処理速度を高めたアプライアンス新製品「Netezza TwinFin」を発表した。同日から販売を開始し、10月末から出荷を始める。OracleのExadataなどの競合製品が登場する中で、ユーザー企業に実機検証を通じて性能をアピールしていく。


新製品「TwinFin」で重要な役割を果たすSブレード

 TwinFinの特徴は、標準技術を基盤にしたブレードサーバを活用している点にある。IBM BladeCenterサーバとNetezzaの中核技術であるコア「FPGA(Field Programmable Gate Array)」を搭載したNetezza DBアクセラレータを組み合わせた「Sブレード」が新製品の重要なコンポーネントだ。データ処理の際に、FPGA上で圧縮データの解凍、列や行の絞り込みを実施した上で、CPU上のコアで複雑な計算や結合、集計、ソートをするという一連の処理の早さが優位性につながっている。

 日本法人のダグラス・エッツェル代表取締役は既存製品である「Netezza Performance Server 10000」と比較して「パフォーマンスが2〜5倍に伸びた」と話す。ペタバイトクラスまでのユーザーデータに対応できる拡張性も売りとしている。

 Netezzaは、ここにきてOracle、Teradataがデータウェアハウスアプライアンス製品を次々と投入する中、2003年に既に製品化して出荷を開始していた自社を先駆者であるとしてアピールする。「今ではDWHアプライアンスが選択肢として主流になった」(エッツェル氏)と話している。

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