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Microsoft、傘下のRazorfishを5億3000万ドルで仏Publicisに売却:広告コンサルティング企業
電通なども名乗りを上げていたMicrosoftの子会社Razorfishの売却先は、フランスの広告代理店Publicis Groupeに決定した。
米Microsoftは8月9日、傘下のデジタルマーケティング企業Razorfishを、フランスの広告代理店Publicis Groupeに売却することで合意したと発表した。買収総額は5億3000万ドルに上り、買収は2009年第4四半期中に完了する見通し。
RazorfishはMicrosoftが2007年に親会社のaQuantiveを買収した際、Microsoftの傘下に加わった。インターネットでの広告展開に関する戦略やWeb設計などを総合的にコンサルティングする企業で、顧客にはBest Buy、Ford、McDonald's、Microsoftなどがある。
Publicis Groupeはこの買収により、戦略事業部門VivaKi Nerve Centerを強化するとしている。RazorfishはVivaKiに編入されるが、ブランド名は残してサービス提供を続ける。
MicrosoftとPublicis Groupeは同日、戦略的提携についても発表した。この提携により、Publicisの顧客は有利な条件でMicrosoftのディスプレイ広告および検索広告を購入することができるほか、Razorfishは引き続きMicrosoftにデジタル広告戦略を提供する。
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