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喜多方ラーメン坂内、カシオの「ネットレジ」を採用
麺食が運営する喜多方ラーメン坂内では、カシオの「ネットレジ」導入を決定した。売上変動ポイントの分析機能を高く評価しているという。
カシオ計算機(以下、カシオ)は9月17日、ラーメンチェーン「喜多方ラーメン坂内(運営会社は麺食)」各店に、「ネットレジ TK-5500」およびネットレジと連携するASPサービス「売上集計管理サービス」が導入されると発表した。既に初台店など複数の店舗で稼働しており、2010年3月までに直営店すべてにネットレジを導入する計画。さらにフランチャイズ各店にも順次、ネットレジの導入を進めるという。
従来、喜多方ラーメン坂内では、単体の電子レジスターを使用しており、閉店後に売計を集計し、チェーン本部に報告していた。今回、集計業務の効率化を主な目的として、POSターミナルなどの選択肢も含め検討した結果、本導入に至ったという。なお「売上集計管理サービス」は、カシオとNTTドコモの合弁会社であるCXDネクストが提供する。
喜多方ラーメン坂内が評価した導入ポイントは次のとおり。
- 各店舗の売上が約30分ごとに本部へ自動集計されるため、店舗での集計業務が不要になる
- 客数や売上などの速報(1日3回)が携帯電話で確認できる
- 時間帯別/商品別などの売上帳票を専用ホームページで確認できる
- レジ設定を本部から一括配信できるため、チェーン店の新商品登録業務などを軽減できる
- 売上の変動ポイントを確認できる“売上カルテ”が専用ホームページ上に用意され、分析機能が充実する(9月28日よりサービス提供)
カシオによると喜多方ラーメン坂内では、売上カルテ機能を、特に高く評価しているという。「注目すべき売上の変動ポイントを画面上で確認できるため、売上アップに向けた各店長の取り組みに寄与する」としている。
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