NECとウィルコムは9月17日、PHSとコミュニケーションサーバシステムを利用した企業向けFMC(Fixed Mobile Convergence)で協業すると発表した。普及推進を目的とした「FMC拡販推進プロジェクト」を共同で立ち上げる。
同プロジェクトは、PHS端末を内線システムに組み込むウィルコムのモバイル内線ソリューション「W-VPN」と、NECの「UNIVERGE」ソリューションを連係させ、外線や内線、固定回線やPHSを融合した通話ソリューションの普及を図る。
2社のパートナー企業も含めて活動し、顧客企業における通信コストの削減や利便性の向上、経営活性化などを支援していくという。具体的には、販売パートナーへの情報発信を強化するほか、W-VPNとUNIVERGE製品の動作検証、NECの販売代理店への技術支援、2.5GHz帯を利用した無線ブロードバンドサービス「WILLCOM CORE XGP」の情報提供などを行う。
関連記事
- JAXA、PHS利用の内線電話サービスを2000台規模で導入
JAXAは、PHS端末1台で内線と外線通話を利用できるウィルコムのサービスを導入する。 - 内線電話を社外に持ち出す――通話料を下げるPHSの新たな利用
PHSで内線通話ができるサービスをウィルコムが始めたのに続き、携帯電話各社も同様のサービスを今年から始める。通話料金の削減と業務効率の改善がメリットというが実際の効果はどうか。ウィルコムとユーザー企業に聞いた。 - ウィルコム、新型PHSの「XGP」を企業限定でスタート
ウィルコムは新型PHSサービスの「XGP」を法人限定で4月27日から試験提供する。10月から商用化する。 - NECが中小向けUNIVERGEサーバの新製品
NECとNECインフロンティアは、UNIVERGEサーバの新製品となる中規模向け「SV8500」と小規模向け「SV8300」を発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.