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AT&T、モバイルアプリ企業Plusmoを買収:AT&Tもアプリストア参入?
AT&Tが自社サービス向けアプリケーション開発の強化を目指し、モバイルアプリプロバイダーのPlusmoを買収する。
米AT&Tは9月30日、モバイルアプリサービスプロバイダーの米Plusmoを買収すると発表した。買収金額など詳細は非公開。
Plusmoは、モバイル向けアプリケーション開発ツール「Widget Engine」をコンテンツ企業向けに提供し、同ツールで作成したアプリケーションをユーザー向けに配布している非公開企業。Widget Engineを使えば、コーディングの知識なしにWebコンテンツのモバイル化が可能で、モバイルアプリ開発にかかる時間とコストを削減できるとしている。アプリケーションはJ2ME MIDP 2.0およびMIDP 1.0に対応する携帯で稼働する。現在同サービスを利用して作成されたアプリケーションは2万以上に上る。
買収完了後、PlusmoはAT&T Interactiveに統合される。AT&T Interactiveは同社のオンライン電話帳サービスYELLOWPAGES.COMを携帯から利用するためのアプリケーションYPmobileなどを提供しており、こうしたアプリの開発にPlusmoのツールを採用するとしている。
またAT&Tの複数の系列企業がPlusmoのアプリケーション開発ツールを採用し、携帯だけでなくテレビやPC向けのアプリケーションやウィジェットを開発する計画という。
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