ニュース
マイクロソフトとIIJ、クラウド向けサービスの提供で協業
IIJとマイクロソフトはHyper-VベースのWindows Server環境をクラウド上で提供することを目的に協業を発表した。サービスの提供は2010年5月の予定。
インターネットイニシアティブ(IIJ)とマイクロソフトは10月27日、Windows Server環境に特化したプラットフォームサービスの提供で協業を発表した。サービスの提供は2010年5月の予定。
協業の要旨は、マイクロソフトの仮想化技術「Hyper-V」および運用管理ソフトウェア「System Center」などで構成されるホスティングプロバイダー向けデータセンター構築ツール「Dynamic Datacenter Tool kit」をIIJのクラウド基盤「IIJ GIO」に用いるというもの。
IIJ GIOは、プライベートクラウドサービス(GIOプライベート)を2009年11月に、パブリッククラウドサービス(GIOパブリック)を2010年4月に提供開始する予定だが、今回の協業により、Windows Serverベースのクラウド環境を提供する用意が整ったことになる。これにより、Windows Server環境で動作検証がなされたアプリケーションの変更や作り直しを行うことなく、Windows Server環境をクラウド上に構築することが可能となるとしている。
同サービスの提供に当たり、マイクロソフトは、ISV各社と協力し、各種アプリケーションの動作検証を実施するほか、両社共同でのマーケティング活動を展開する。
IIJは、サービス開始から3年間で、サーバ4000台規模の販売を目標としている。
関連記事
- IIJ、月額8400円のクラウドサービス 11月から提供
インターネットイニシアティブは、同社のデータセンターに整備した数千台規模の専用サーバを使い、ネットワーク経由でサーバの機能を提供するサービスを11月から開始する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.