米Cisco Systemsは10月27日、SaaS型Webセキュリティ企業の米ScanSafeを1億8300万ドルで買収することで合意に達したと発表した。2006年に買収したIronPortのセキュリティ製品と合わせ、Ciscoのネットワークおよびクラウドベースサービスのセキュリティ強化を狙う。買収は現金で行われ、2010年1月までに完了する見込み。
2004年創業のScanSafeは、SaaS型のWebセキュリティ製品「ScanSafe Web Security」や「Anywhere+」で知られる非公開企業。買収完了後ScanSafeのサービスは「CiscoのAnyConnect VPN Client」に統合され、データセンターなどの資産はCiscoの世界規模のクラウドセキュリティサービス提供に活用される。ScanSafeの従業員はCiscoのセキュリティ技術事業部門に組み込まれる。
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