指紋や静脈といった生体認証技術を信頼できると答えたインターネット利用者が64.3%に上ることが、アイシェアが実施した調査で明らかになった。利用意向も50.0%に達した。
生体認証機能の利用経験者は22.4%で、男性が女性を12.4ポイント上回った。世代別では40代の23.6%がトップだった。また、生体認証機能を搭載したPCの所有状況は8.3%で、常時利用しているのは33.3%だったが、まったく活用していないが50.0%だった。
信頼性では「とても信頼できる」が8.3%、「わりと信頼できる」が56.6%に上り、「あまり信頼できない」は30.0%、「まったく信頼できない」は5.8%。信頼できるとの回答は、生体認証の利用経験者が未経験者を15.2ポイント上回った。
Webサイト利用などに生体認証があった場合の利用意向について、7.1%が「とても利用したい」、54.4%が「機会があれば利用したい」と答えた。「利用したいと思わない」は38.5%だった。
調査は20〜40代のインターネット利用者を対象にアンケートしたもので、男女504人から有効回答を得た。
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