Zend、Mylynを統合した「Zend Studio 7.1」を発表
Zend TechnologiesはPHPの統合開発環境の最新版をリリースした。タスク管理プラグイン「Eclipse Mylyn」の統合で、タスク主導型の開発を実現、生産性向上を支援するという。
イスラエルZend Technologiesは米国時間の12月4日、PHP統合開発環境(IDE)の最新版「Zend Studio 7.1」を発表した。タスク管理プラグイン「Eclipse Mylyn」が統合されており、これによりタスク主導型の開発を実現、生産性向上を支援するという。
Zend Studioは、Zendが率いるオープンソースプロジェクト「Eclipse PHP Developer Tools(PDT)」をベースとしたIDE。PHPアプリケーションを開発できる唯一のIDEとしている。
Zend Studio 7.1ではPHP 5.3に対応したほか、生産性の改善が最大の特徴となる。タスク管理機能を提供するEclipseプラグイン「Mylyn」が統合され、タスクリストで作業したいタスクをアクティベートにすると、関連したソースファイル、クラス、機能といったプロジェクトの要素が自動的に表示される。これによりプロジェクトの切り替えがスムーズになり、タスク志向の開発が行えるという。
また、複数のファイルをグループ化してPHPアプリケーションのインストールや配布を容易にする拡張機能「PHP Archive」(Phar)も統合されている。そのほかリモートサーバサポート機能により、FTP、SFTP、SSHなどを利用して、遠隔にあるサーバとのプロジェクトファイル同期が容易になった。コードの作成、デバッグ、テストなどの作業を実際の運用環境に近い環境で行えるという。
Zend Studio 7.1はすでに提供が開始されており、年間サブスクリプション価格は399ドルから。無償トライアル版も用意されている。
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