セブン&アイ・ホールディングスは12月7日、EC(電子商取引)サイト「セブンネットショッピング」を12月8日に開設すると発表した。500万点の商品をそろえるほか、同サイト上で消費者の口コミを活用した商品開発にもつなげていく。
セブンネットショッピングは12月8日に開設。11のカテゴリーからなる500万品目の商品をそろえる。消費者の口コミ情報を基に買い物ができるコンテンツも用意し、口コミを活用した独自の商品も開発する。2011年末までに商品数を1000万品目にする見通しだ。
インターネット経由で書籍やCDを販売するセブンアンドワイの社名を、同日にセブンネットショッピングに変更した。セブン&アイグループの企業が個別に展開してきたネット通販事業を集約して展開する。ヤフーやエイベックス・グループ・ホールディングスと組み、集客やコンテンツの連携も進めていくとしている。
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