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初音ミクがデジタルサイネージで献血をPR 秋葉原で実証実験
デジタルサイネージコンソーシアムは、秋葉原でデジタルサイネージの効果検証実験を12月17日から3日間実施する。初音ミクのコンテンツを表示し、献血ルームへの誘導効果を測定するのが狙いだ。
デジタルサイネージコンソーシアムは12月16日、秋葉原でデジタルサイネージ(電子看板)の効果検証実験を実施すると発表した。秋葉原の駅や周辺の店舗にデジタルサイネージを設置し、献血ルームへの誘導効果を測定するのが狙い。12月17日から19日まで実施する。
献血ルーム「akiba:F」や秋葉原の駅構内、周辺店舗にデジタルサイネージを設置し、キャラクター「初音ミク」のコンテンツを放映する。デジタルサイネージには顔認証技術を搭載しており、コンテンツを見た人や通過した人の数などを測定する。初音ミクの髪型をディスプレイ上で合成表示するAR(拡張現実)のコンテンツを表示したりコンテンツの内容や種類を変えたりして、視認率の違いも検証する。
同実証実験はデジタルサイネージコンソーシアムと日本赤十字社が共同で実施。さまざまな場所に設置したデジタルサイネージのコンテンツから、献血ルームにどれだけ誘導できるかを測定するのが狙いとしている。
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