中国駐在の外国人特派員でつくる中国外国記者協会(FCCC)は、北京の複数の支局で特派員のGmailアカウントが乗っ取られ、メールが見知らぬ相手に転送されていたことが分かったと発表した。
それによると、Gmailアカウントの転送設定で、見覚えのないアドレスにメールを転送する項目がいつの間にか作成されていたという。
中国に駐在するジャーナリストがハッキングの被害に遭うケースは過去2年で増えているとFCCCは指摘。セキュリティ強化のためにパスワードを変更し、リンクをクリックしたりメールの添付ファイルを開く際は注意するよう勧告。ウイルス感染チェックは定期的に行うよう呼び掛けている。
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