ニュース
日立情報システムズ、クラウド型サービスを順次提供
日立情報システムズは、ネットワーク経由で業務アプリケーションや開発基盤、サーバの処理能力などを動的に提供するクラウド型サービスの提供を開始した。
日立情報システムズは1月25日、ネットワーク経由で業務アプリケーションや開発基盤、サーバの処理能力などを動的に提供するクラウド型サービスの提供を開始した。
サービス名は「BusinessStage」。特定業種、公共機関、一般の中堅・中小企業向けのSaaS(サービスとしてのソフトウェア)、業務アプリケーションの開発やシステムの運用に適したPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)、CPUの処理能力やメモリ容量などのIT資産を従量課金で提供するIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)を提供する。
BusinessStageを活用し、顧客企業の事業特性に応じた情報システムを構築するサービスも併せて提供する。具体的なサービス内容として、企業の情報システムとBusinessStageを連携して活用できるようにしたり、災害時に情報システムを復旧したりできるとしている。
同社はBusinessStageのラインアップを約3カ月ごとに拡充し、2011年度に100億円の売り上げを目指すとしている。
関連記事
- 日立のクラウド戦略――コストより信頼性を重視
アナリストの栗原潔氏が国内主要ベンダーのクラウド戦略について取材する。今回は日立製作所クラウド事業推進センタ担当部長、小川秀樹氏に聞いた。 - 日立システム、クラウドの手法を組み合わせたシステム構築サービスを発表
日立システムアンドサービスは、クラウドコンピューティングを活用して、顧客企業の要望に応じたシステム構築を手掛けるサービスの提供を開始すると発表した。 - プライベートクラウド構築を現実解にする
プライベートクラウドには、運用のガバナンスの整備や業務プロセスの標準化など、乗り越えておくべき課題が多い。大手ベンダーが提供するサービスを正しく理解することで、プライベートクラウド構築は実現に近づく。 - Weekly Memo:セールスフォース「Force.com」OEM展開のインパクト
セールスフォース・ドットコムが先週発表したForce.comのOEM展開は、クラウド市場に大きなインパクトを与えそうだ。特にシステムインテグレーターは事業転換の加速を迫られそうだ。 - セールスフォース、国内のSIer/ISVにOEMパートナープログラムを提供
セールスフォースは、Force.comを活用したクラウドアプリケーションの開発・提供を支援するOEMパートナープログラムを発表した。NEC、日立ソフト、富士通といった大手のシステムインテグレーターもこのエコシステムに強い興味を示している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.