iPhoneとiPod touch用のOS更新版がリリース、深刻な脆弱性を修正
Appleが「iPhone OS 3.1.3」と「iPhone OS 3.1.3 for iPod touch」をリリースし、計5項目の脆弱性に対処した。
米Appleは2月2日、iPhoneとiPod touch用OSの更新版をリリースし、複数の深刻な脆弱性を修正した。
Appleのセキュリティ情報によると、更新版の「iPhone OS 3.1.3」と「iPhone OS 3.1.3 for iPod touch」では、計5項目の脆弱性に対処した。このうちCoreAudioやImageIOの脆弱性は、細工を施したオーディオファイルや画像を使って悪用された場合、任意のコードを実行される恐れがある。また、リカバリモードの脆弱性では端末に物理的にアクセスできる人物が、パスコードをかわしてユーザー情報を参照できてしまう恐れがあるという。
アップデートの対象となるのはiPhone OS 1.0〜3.1.2までのバージョンと、iPhone OS for iPod touch 1.1〜3.1.2までのバージョン。Appleのメディア管理ソフトiTunesを通じて入手できる。
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