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Intuit、医療ソフト企業のMedfusionを9100万ドルで買収
IntuitはMedfusionのSaaSベースの医療向けコミュニケーションツールを、「Quicken Health」に統合する。
米Intuitは5月10日(現地時間)、医療ソフト企業の米Medfusionを買収することで合意に達したと発表した。取引は現金で行われ、総額はおよそ9100万ドル。同社第4四半期(5〜7月期)に完了する見込みだ。
Medfusionは、1996年創業のノースカロライナ州カリーに拠点を置く非公開企業。SaaSベースの医療機関向けツール「Virtual Office Suite」を2万8000以上の医療プロバイダーに提供している。同ツールは、診察の予約、処方せんの変更、医療費やカルテの記録の閲覧といった医師と患者のオンラインでのコミュニケーションをサポートする。
IntuitはMedfusionの製品を、医療費管理SaaS(サービスとしてのソフトウェア)「Quicken Health」に統合する計画。Medfusionのスティーブン・マリックCEOは買収完了後、上級副社長としてIntuitに加わる。
米国ではオバマ大統領が推進する医療保険改革を背景に、大手IT企業の医療市場への投資が活発になってきている。2月には米IBMが医療ソフト企業のInitiateを買収、4月にはOracleがPhase Forwadを買収し、それぞれ医療サービスの充実を図っている。また、米Microsoftは3月に、SharePointベースの医療向けサービス「Community Connect」を発表している。
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