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日本KFC、Force.comを基盤とする店舗管理システムを稼働
日本KFCは、全国約1150店舗の店舗管理システムの一部をForce.comに構築した。これをきっかけに、契約管理などの業務でもセールスフォースのプラットフォームを検討する。
日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)が、セールスフォース・ドットコムのクラウドプラットフォーム「Force.com」を基盤とする店舗管理システムを構築、3月から稼働させていることがセールスフォースの発表で明らかになった。
この店舗管理システムは、CSKシステムズが提供するもの。同社は2008年にセールスフォース・ドットコムとVARパートナー(付加価値再販業者)契約を締結しており、Force.com上で稼働するSaaS型アプリケーションを積極的に販売している。今回の導入は、2009年12月の採用決定後、2カ月で稼働に至ったという。
同社のケンタッキーフライドチキン事業は現在、全国に約1150店舗を展開しているが、店舗管理システムをForce.com上に完全に移行させたわけではなく、システムの一部として用いているようだ。ただし、この実績を踏まえ、今後契約管理などの業務でもセールスフォースのプラットフォームを採用することを検討している。
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