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「pixiv」のIT基盤としてIDCフロンティアのデータセンターを採用
ピクシブは、IDCフロンティアのデータセンターに「pixiv」のIT基盤を移行する。トラフィックの増大や障害の発生に対処していく。
イラストコミュニケーションサービス「pixiv」を運営するピクシブは、同サービスを支えるインフラとして、IDCフロンティアのデータセンターを採用した。7月21日にIDCフロンティアが公表した。
pixivは、2007年のサービス開始以来、ユーザー数約200万人、イラスト総数約1100万枚、月間ページビューは約15億に達するサービスに成長した(2010年5月22日現在)。基本的なサービスは無料で提供しているため、運営コストを圧縮する必要があり、これまではIT基盤を自社だけで運用してきた。だが上述のようなトラフィックの増大に伴い、ユーザーが安定してサービスを利用できるようにするため、自社設備とデータセンターを組み合わせた運用体制の構築を決めた。
IDCフロンティアのデータセンターを採用した直接の背景としては、ピクシブだけで運営していたIT基盤ではギガ単位のトラフィックや障害に対する迅速な対応が難しかったことが挙げられている。今回、外部データセンターのリソースを使い、これらの課題の解決を図るという。
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