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ソフトバンクモバイル、Oracle Exadataによる新型情報分析基盤を稼働
一日当たり数十億件を超えるトランザクションを抱えるソフトバンクモバイルは、「Oracle Exadata」を用いた最新の情報分析基盤を5月から稼働させていることを明らかにした。
日本オラクルは8月5日、同社のデータベースアプライアンス「Oracle Exadata」がソフトバンクモバイルの情報分析基盤として5月から稼働していることを明らかにした。
Exadataの導入事例は、カルチュア・コンビニエンス・クラブやファーストリテイリングをはじめ数多く登場してきたが、トランザクションの規模でいえば、ソフトバンクモバイルの事例は最大級となる。
一日当たり数十億件を超えるトランザクションを抱えるソフトバンクモバイルは、2009年3月にExadataの採用を決め、2009年7月に導入している。日本オラクルのプレスリリースでは、この時採用されたのは、「Oracle Exadata」シリーズの「HP Oracle Database Machine」2台とされていた。
その後、日本テラデータのDWHアプライアンスで構築していた情報分析基盤をExadataで再構築するプロジェクトを推進していた同社。同社が日本オラクルと導入前に行った動作検証では、旧システムと比較して分析時間を75%削減できたとしており、全体のパフォーマンスでも約1.5〜8倍の改善が実現できたという。この再構築の過程でExadataの追加があったようで、現在は3台のExadataを、通信事業、販売、マーケティング部門など約600人のユーザーが活用しているという。
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