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HP、CEO探しにヘッドハンティング会社Spencer Stuartを起用
HPが、突然辞任したマーク・ハード前CEOの後任探しのために大手ヘッドハンティング会社を起用。また、広報責任者として元Bloomberg Newsのベテラン記者を採用した。
米Hewlett-Packard(HP)は8月18日(現地時間)、6日に辞任した前CEO、マーク・ハード氏の後任探しを米ヘッドハンティング会社のSpencer Stuartに依頼したと発表した。同社は後任を社内外から探すとしている。
同日、後任を探すための内部委員会の委員長に指名された同社取締役のジョン・H・ハマーグレン氏は「Spencer Stuartの支援を得て、われわれは迅速に後任探しを進める。従って今後、新CEOが決定するまでこの件についてコメントしない」と語った。
ハード氏は、元契約社員からのセクシャルハラスメントの訴えに基づいて取締役会が行った調査の結果を受けて引責辞任した。
HPはまた、企業広報担当副社長として米Bloomberg Newsのベテラン記者、コニー・グリエルモ氏を採用したことも発表した。グリエルモ氏は20年以上にわたり、HPを含むIT業界の企業に関する記事を執筆してきた。同氏は9月1日に就任し、メディアやアナリストの対応や社内コミュニケーションなど、広報全般を統括する。
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